2016.01.27
アニメ 求人 絶対に今まで知らなかった、原子力とアニメの関係
そーらーをこえてー♪ラララ♪
ほーしーのかーなたー♪ゆくぞー♪
と聞けば、頭に描かれるのは、漫画界を代表する手塚治虫先生の「鉄腕アトム」だと思います。アニメをそんなに観ていない人でも、このメロディはどこかでは必ず聞いているので分かりましたよね。たまたま、鉄腕アトムの例を出しましたが、メロディを聞いただけで何かを思い出す、言葉の一説を聞いただけでイメージが湧いてくる、そう言った物は数多くあります。スターウォーズ、ドラゴンクエスト、アンパンマン、ドラえもん、サザエさん、ちびまる子ちゃん、などあげたらどんどん出てくるでしょう。特に覚えようとしていないのに、自然と頭に入っている。次にメロディを聞いた時はイメージが出てくる。テストの時、一生懸命覚えた単語が出ず嘆くのに、皮肉にもこのメロディたちは今この瞬間も聞けば直ぐにイメージが出てきます。これを行っているのはテレビです。なぜこうした事がテレビは簡単に出来るのかと言えば、テレビは大衆を扇動するための装置なので、人の記憶や意識に入り込みやすいよう作られているからです。
今回の記事はテレビの大衆扇動システムについて書いていきます。私自身、アニメが好きなのでより良い作品が増えて欲しいですが、クリエイターさん達には、テレビが持つ本来の役割を知って貰った上でこれからも作品作りに臨んで欲しいと思い記事を作成しました。自分が行う仕事が人々にどんな影響を与えるのか、を知るキッカケにしてください。
〇〇は洗脳装置
私たちの心を掴んで離さない「アニメーション」の歴史は、第二次世界大戦まで遡ります。テレビはもちろんまだ存在しておらず、国民がこう言った作品を見る際は映画館へ足を運んでいました。そこで、流される作品の多くが大衆を扇動するために作られたもので、「アニメ」もこの中に含まれていました。そのアニメなのですが、当時はプロバガンダ・アニメと呼ばれていました。この事と時代背景を併せて見ると、どういう役割を与えられていたかが一目瞭然ですね。
プロパガンダとは、政治的な目的やものの見方を推し進めるために利用される情報。とりわけ偏りがあったり誤解を招くような性質のものをいう(オックスフォード英語辞典より)
要約すると、ある一定の考え方をすり込むために存在している宣伝、という意味です。少し想像してみて欲しいのですが、上司や、親友、親、誰でも良いですが、その誰かから「人を殺してきなさい」と命令されたとします、その際にあなたは実行出来ますか、という話です。どういうことかというと、普通の人間の反応は人殺しなど出来ないし、行えませんよね。論理的に理路整然に言われたとしても普通は無理です。この当時の人間も、私たちと同じ人間ですから無理です。とは言っても、国側は戦争をするための弾が必要です。国は国民に人殺しの道具になって欲しいが、国民は当然拒否する。このジレンマを解決するのが、プロパガンダです。洗脳してしまえば解決します。
徹底的に映画やラジオ、メディアで一定の情報を繰り返し見せ、聞かせていきます。ひたすら戦争の必要性を訴えます。国民全体へ戦争することが正義であり、戦争をしようとしない国民は非国民という空気を作り上げていきます。何となく想像つくかもしれませんが、この事は曖昧な物は繰り返されると何となくそっちが真実のような気がしてくる、に近い感覚です。例えば、友人から〇〇ちゃん(〇〇くん)がお前のこと好きらしいぞ、と言われるとまんざらでも無くなってくる感覚です。それを当時の日本政府は国民に対し徹底的に刷り込んでいきました。そこで、戦争に行って勝ってきてくださいと伝えたら従順に活躍します。こういう一方向だけに人々を扇動するために作られた宣伝をプロパガンダと言います。この当時に関して言えばプロパガンダアニメとは文字通り、戦争に動員するための作品だったということです。
アニメ技術は第二次世界大戦の時に完成していた
ぶっ飛んだ話で驚かれた方もいるかもしれませんが、このことは私の憶測ではなくセバスチャン・ロファ著「アニメとプロパガンダ」にも載っている史実です。
引用開始
ピノキオ、ファンタジア、ダンボ、バンビ、バックスバニー、ダフェ・ダック、ウッディ・ウッドペッカー、テックス・アヴェリーの好色な狼、フランス・アニメの黄金時代、ポールグリモーの傑作群、中国やイタリアや日本の最初の長編アニメ、カラーの短編作品、ステレオの音響…。これらすべての共通点は何だろうか?それは制作された時期である。これらすべての映画やキャラクターや技術的革新は、第二次世界戦の間に達成されたのだ。
引用終了
(アニメとプロパガンダ 序論より)
画像はamazon.co.jpさんからお借りしました。
セバスチャン・ロファ氏は世界のアニメについて様々な研究をされている方でアニメができた経緯やどういった風にアニメが使われてきたかを調べている方です。そのセバスチャン氏の著書に、第二次世界大戦前からアニメを国民の扇動にどう使うかを研究し、その使い方を確定した時期が第二次世界大戦中と載っています。
時が過ぎ終戦を迎え
そんな形で、国民をプロパガンダで戦争に駆り立てていましたが、限界がやってきます。それは、広島、長崎に落とされた原子力爆弾によって戦争が終結した日です。ここから、GHQが入ってきてムードはがらりと変わります。今まで「戦争」をテーマに制作された作品たちは、検閲が入り一切出回らなくなります。聞いたことあるかもしれませんが、史実は戦勝国の有利な形で書き換えられます。正しく歴史の書き換え、私たちの意識を書き換えていきます。GHQを擁する連合国はどんどん検閲を行い、新たな情報をプロパガンダしていきます。その当時、使われたのもテレビやラジオを始めとしたメディアです。戦争に行かない=悪にすることと同じで、戦争をする=悪、へと扇動することも簡単です。このことを俗にWGIPと呼びますが今回は割愛します。
原子力発電所の推進キャンペーンに活躍した鉄腕アトム
手塚先生が鉄腕アトムを原子力推進のために作ったかは不確実ですが、1963年から放送が開始された鉄腕アトムの第1作と、1963年に日本初の原子力発電所が作られた時期が一緒というのは明白な事実です。大衆の目に触れやすいものは、いつの時代も扇動の道具として使われてきました。映画、テレビ、アニメ、漫画。そして、ここから話すことは、あくまで推測の域です。皆さんもご存知のように、鉄腕アトムの原動力は原子力エネルギーです。この当時の人たちは6年前に核爆弾が落ちた忌々しい記憶が残っています。しかし、手塚先生が原子力を題材に描いていたのか。ここについて不思議に思いませんか。鉄腕アトムを書いたことは何も悪くないのですが、なぜ核の記憶を彷彿させるものを選んだのか。
有名な話なのかは分かりませんが、手塚先生はれっきとした医者です。医者ということは、今も当時もそうですが、しっかりとした医学部へ行き、勉強する必要があります。手塚先生が行っていたのは国立大学です。上記で大衆を扇動するプロパガンダについて書きましたが、国の直轄の機関となればその影響力は、甚大です。国立大学の授業などで原子力について取り上げ、少しずつ原子力エネルギーについて生徒たちに免疫を付けさせていた可能性があります。手塚先生も国立で授業を受ける生徒の一人ですから影響を受けます。その証拠が、原子力を題材とした鉄腕アトムです。このことは推測としましたが、あらゆる物的証拠による偶然の一致が、私には必然のような気がしてなりません。
手塚氏の名誉のために補足しておきます。今この場に手塚先生がいらっしゃったら、原子力を題材にした理由は、これから原子力エネルギーが大活躍し、明るい未来になっていく、そういったことを願って書いた、そうおっしゃられるでしょう。先生自身は原発エネルギーのことで国民を騙そうと思っていなかった筈です。先日、初期の鉄腕アトムを観たのですが、エネルギー溢れるタッチ、見るだけで胸が熱くなる希望に溢れた作品でした。いちアニメファンとして先生の名誉のために補足しておきます。
この動画はtezukaproductionsさんからお借りしました。
私がお伝えしたいのは、人は知らずの内に、理性や意識をコントロールされることがあります。その時、その人に生まれる選択肢は本人は自分が選んだ、と思っていても選ばされていたなんていうことがあります。無意識に刷り込まれ、その役を一役買ってしまった作品が鉄腕アトムではないかということです。さらに、当時、テレビ局に番組の制作費、運営費など残っていませんから、資金の提供先が必要です。そ資金の提供先はGHQです。GHQ側も戦争したことへの罪悪感を国民に埋めこみたい、何か大衆を一気に扇動する装置はないかと考えていましたから、利害は一致します。このGHQは連合国軍最高司令部という名称ですが、ここを仕切っていたのは主にアメリカ軍です。アメリカにはもう一つ意図がありました。原子力を日本に持ち込みたいという意図です、そうすることが、アジア諸国への牽制になるからです。そこに上手くハマってしまったのが、手塚先生が書いた原子力をエネルギーに活躍する鉄腕アトムではないかという話でした。この話は、史実ではなく、状況証拠に基づくあくまで私の推測であることはもう一度述べておきます。
人を殺人マシーンに変えるのもアニメ
ただ、ここまで読み進めた皆さんは、人間は理性の動物だからそうは言っても自分で気付くだろう、そんな疑問を抱えていると思います。その答えは、Noです。私は、脳についての専門家ではありませんので、研究資料によるものですが、人を殺すことも、素っ裸にすることも、無意識の判断を誘導することも、容易であると研究結果が出ています。さすがに人を殺めてしまった方はいないと思いますが、外出した際に近い経験したことありませんか。気付いたら物を買っていたというアレです。無意識に情報を刷り込んでいるから、当の本人も気付かぬ内にやってしまいます。冒頭で説明したメロディを聞くとイメージが湧くのも、人を殺人マシーンに変えるのも原理は一緒です。今現在は、落ち着きました。日本政府と電通の主導で、日本経済の消費行動を活発化させるのに一役、郵政民営化の解散選挙の時に自民党を圧倒的に勝たせるよう一役買っているくらいです。戦争に行かせる殺人マシーンを作る道具と化していた頃と比べれば可愛いものですね。
過去に向き合った次に待っているのは、未来。人々の希望になるのもアニメ
アニメというのは、元々戦争へ人を動員するために使われる、プロパガンダ目的で作られたものということを理解されているのは、当時関わっていた方、どこかの大学の教授くらいだと思います。それくらい通常の業務に支障はないですし、私がお話ししたことは、どうでもいいことです。それでも私が伝えたかったのは、アニメにはこういった暗い歴史もありますが、これからの明るい未来を創っていくのもアニメであり、クリエイターとして皆さんは明るい未来を創っていく側の人たちということです。アニメゲーム漫画業界に仕事へ就く方が明るい未来を創っていくためにこうした情報を知ることは大切だと思い記事を書きました。現在は、日本の先行きが見えず誰しもが不安な状況ですが、そう言った不安を希望に変える作品が生まれてくることを信じて、今日もラクジョブを運営します。
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