2016.05.19
アニメゲーム漫画クリエイターさん向け IQアップ 脳に負荷を掛けるのは良いこと?
考える力=IQ
発想する力を求められるのがクリエイターという仕事です。クリエイターというのは創造する仕事です。世の中に価値をクリエイトする、ということは生まれてくる物も新しい物である必要があります。新しいにも程度があり、目新しいだけではいけません、新しいを超えた新しい、一言で言うなら革新的でしょうか。例えばそろばんや糸電話が当たり前だった時代に生まれた電話、さらに言えばインターネット、携帯電話の新しいスタイルを提供したiPhone、これらはどれを取っても革新的でしょう。もしこれらの革新的なアイディアが生まれていなければ私たちがガラケーや電卓を今でも使っていた可能性があります。
ソーシャルゲームなんていうブームは砂漠の蜃気楼の様に見えそうで見えないそんな時代を駆けていた可能性があります。ですから、革新的なモノで過去のクリエイター達は新しい価値をクリエイトしてきました。クリエイターが世にとって必要な由縁です。革新さにより新たな市場が開拓され、雇用が生まれてきます。では、これらを培う能力は何かといえば冒頭で申し上げたIQなのです。このIQを高めることにより、
・クリエイティブなので一生アイディア出しに困らない
・クリエイティブなので毎日が楽しい
・仕事も楽しい(注:ラクではありません)
・その楽しそうな様子を見て周りもクリエイティブを発揮し世界全体で見ても良い
という良いことづくめです。こうして並べてみると何か胡散臭い〇〇出版のLPの様ですが笑今回はIQの上げ方をお届けしたいと思います。
脳のオーバーロード一歩手前まで
私はこの文章を読書している時に書こうと思い付いた訳ですが、今朝読書していた本が異様に難しすぎて寝てしまいました。読書が好きなので基本的に文字は読み慣れており寝てしまうことは滅多にありませんが久しぶりにこの感覚が来て嬉しくなりました。というのも、何かをしていて寝てしまうというのは脳に強い負荷を掛けて知識の階段を駆け上がろうとしている証拠だからです。アスリートの人たちはもっと出来る、もっと出来ると自分たちを追い込みトレーニングに負荷を掛けていきますが、この要領です。脳に負荷が掛かり寝てしまうのも新しい知識を習得して脳が理解しきれなくなり一旦スリープモードに突入してしまう現象です。つまり、何か新しい事に挑戦しているからこそ起きます。客観的に見ると「あいつ寝てるよ笑」ですが、本人にとっては何よりも良い事です。
私は外部的な評価は一切気にする事はない、という立場を取っておりますので本人の成長になるのなら他人にとやかく言われてもきにする必要はないと思います。難しいとか、厳しいなというのは自分の認識外に対して行われる判断です。難しい事に挑戦していない場合、既存の知識や過去の記憶で何とか出来る問題のみに立ち向かっている証拠です。優秀な新卒でも3年も仕事すればバカになる、というキツイ言葉もありますが、強ち間違っておりません。以前の記事に人間が下す判断のメカニズムを書いてありますので気になる方はこちらを読んでみてください。
実はクリエイトの話にも繋がります。難しい事や、ちょっと無理そうだに挑戦するからこそ人間は成長します。新しいモノを生み出そうとしたら普通に考えて大変です。大変なことをするには大変なことを乗り越える必要があります。もちろん、苦しみながらではなく楽しみながらですよ。誰もが思い付いたことのないモノを生み出そうとしたらライバルは約70億人です。ライバルという言い方は少々大げさですが、それにしても何か新しく始めるなら新しいモノでなくてはやる意味がありませんし、流れに流され直ぐに消えていってしまうでしょう。
負荷を掛ける方法でオススメなのはアクション
負荷を掛けるのに有効な方法として読書は否定しませんが、私はアクションを取るというのも有効だと思っています。今までにないアクションをするということは身体も脳も学習していませんからいざとなれば死ぬ可能性もあります。死ぬ時のリアリティを感じる時に人は桁違いな成長を遂げます。これをしたら死ぬ、もしかしたら死ぬ、成長せざるを得ない状態まで自分を追い込みます。読書は10万文字一冊を読んでも文字は文字です。アクションは実際に身体を使います。このことは自分自身のIQを上げ、人生の豊かさにも繋がります。IQが低い人は視点の低い考え方しか出来ません。年齢を重ねていくと深みのある考えも身につく、この言葉はベテランの方が若者には経験が必要だという理由の一つです。
身体全体を通じて様々な物事を経験することで脳へ知識を強制的にインストールさせ、そのソフトウェアに見合うバージョンへアップデート行わせます。経験と出来ることは年齢を重ねると増えていきますが、そんなのを何年も待たずして手に入れられます。それが新しいアクションです。アクションと言っても色々あります。スポーツで身体を動かす、演劇をする、サバゲーをする、既にこうしたことを誰でもやっていますし、死ぬリスクまであるかと言えばスポーツで徹底的に追い込んだ時くらいのものでしょう。といっても、素人がスポーツで身体を追い込む場面?となる様にそんな場面が訪れることは早々ありません。ですから、その程度のアクションではダメなのです。
私の回答は「バランス」を崩す
実は私たちの生活のバランスを支えている支点は大半お金が占めています。よくよく考えてみるとお金により生活レベルが決まり、お金により行ける場所が変わり、お金により乗れる物が変わり、お金により付き合う人も変わります。自分が成長したい方向に投資するとも言えますがお金のしがらみはお金でバランスを崩さずして変わりません。今回はIQを上げる話で若干御門違いの様に聞こえたかもしれません。ですが、上記で示した様に私たちの判断はお金で束縛されている以上お金を遣うのが有効です。
お金が無くなったら恐怖を感じませんか?明日の生活は?家賃は?それら恐怖を利用して自分を引き上げるということです。恐怖を感じて良いということです。一見狂気の沙汰とも言える行動をすることでバランスを崩し、IQアップにも繋がる訳です。昔、ジャンプで連載されていた「シャーマンキング」で浅倉葉(ヨウ)がライバルに勝つため先天的に決められた霊値を上昇させるために強制的に臨死体験をして上げましたが一緒です。死ぬかもしれないアクションを行い今の自分では死ぬと感じさせ強制的に引き上げます。
IQというのは柔軟なもの
IQの数値を視覚化出来る様なテストはありますが、基本的にはいつも同じIQを出す訳ではありませんので上から下まで幅があります。リラックスして思考している時は高く、何か焦ったり一つの事へ集中している時は低くなどです。皆さんも納期までに死んでも終わらせなくてはいけないミッションがある時なんかは他の事にも目をくれず終らせようとした経験があると思います。反対に何か思い付く時というのはお風呂や自宅でのんびりしている時だった方は多いのではと思います。ですから、前提として常にIQ高く思考できる様にリラックスしている前提が必要です。
リラックスしている状態を言葉にするのは難しいですが、例えば腕をダラーンと下げて誰かにその腕を持ち上げられてもストンと落ちる状態です。IQが高い状態は他人のことも目に入り、低いときに見えているのは自分の生活くらいのものでしょう。クリエイターさんはクリエイトしたくてこの業界に興味を持って入ってきたと思います。でも、実際はクリエイターという名ばかりで下請けになってしまうと自分たちが好きな物を作るという欲は叶えることなく時間を経過してきたなんていうお話をよく聞きます。何とかしたいそう思うからこそ自分がこれをやったら挑戦だと思うことへ挑戦してみてください。そうすることで人生は豊かになり、出来ることの幅は広がっていきます。楽しいクリエイターライフを掴めるよう祈っております。