2016.05.12
アニメゲーム漫画求人サイトからクリエイターさんへ向けて 暇を持て余すのは裕福な証拠について
手持ち無沙汰
手持ち無沙汰があるというのは非常に裕福なこと、今回はそんな切り口でお届けします。私たちが所属するアニメゲーム漫画業界というのは娯楽産業に当たります。段々世間にも衆知されサービス業という認識で第三次産業へ食い込もうとしてはおりますが、国家から認められたサービスかと言われると、例えば1917年からスタートした日本アニメの歴史を一つに綴じ込めたプラットフォーム作成にようやく着目された様に国からもアニメゲーム漫画というモノは娯楽の一産業としての位置付けに留まっております。
平和な国
仮に国が後押ししても、もし一人一人が明日の生活を失くなることに困る様な水準まで落ちてしまえば呑気に娯楽などやっている暇ありませんから、娯楽産業が国内で盛んなのは平和であるという言い換えにもなります。少し考えてみると暇な時間があるというのは裕福な証拠、平和な証拠です。それは世界的に見ても暇を持て余し時間をどう使おうかで困っている人が9割以上というのは珍しいことなのです。こういうと反論が聞こえて来そうですが、格差は日本にもあるよね?確かにそこは仰る通りです。ただ、日本の格差と世界の格差を天と地の差です。例えば、どん底にいる人であっても国のセーフティーネットを利用することで最悪の事態は免れます。栄養失調で命を絶つ人もいますが、支援を受けることを選択していなかっただけで基本は栄養失調などで死ぬという事態は起こりにくい状況となっております。ですから、日本において餓死はありえません。
反対に信じられないと思いますが、カカオやコーヒー豆を採取している子達は自分たちがどんな物を作っているかさえ一生知ることはありません。その子達にとっては給料を貰える先でどこに輸出されるとか、何の為に必要かなどは知る由もありませんし、そんな事を悩む暇もないくらい働き、家族を養い、生活を成り立たせていく、その様な日常を送っております。この話は成人してからの話だけではありません、私たちが小中くらいの年齢から労働者として働かされます。厳密に言うと家族全体で少しでも働かなくては養っていけませんのでそうせざるを得ないが正しいと思います。
ですから、暇、余暇は存在しません。時間あれば働く、寝るです。これは単純にチョコレートやコーヒーを購入するのを世界が止めたら良いという話でもありません。もし私たちが必要としなくなった場合、彼らのカカオやコーヒー豆を採取する仕事を奪います。それは彼らを路頭へ迷わす事になり、結果的に困った彼らは新しい搾取してくれる資本家たちの元で働く事になり根本的な問題は解決されません。
知っておいて欲しい
やはり日本という国は非常に恵まれており暇を持て余すほど裕福な国です。これからどうなるかは分かりませんが、向こう10~20年は安泰と言われています。金融資産も兆を越す資産が眠っています。裕福というのは決してお金だけに図られる物ではありませんが、お金だけ切り取ってみても貧しいとはとても言える状況ではありません。例えば諸外国に比べての給料です。ある東南アジアの国に住む普通のプログラマーの給料は日本円で約3万円です。その金額が彼らの普通です。だいたい3万円あれば日本でいう20万円と同等の価値があり、食べて暮らしていけます。
日本で3万円あっても生活を成り立たせるのはほぼ不可能です。家はなし、食費と交通費でなんとかみたいな生活でしたら可能かもしれません。こうして比べてみると裕福なのは一目瞭然なのは納得いったのではないでしょうか。私たちが頭を悩ます物が高いというのも裕福な証拠です。需要が高い所で維持され供給側も値段を上げてやっていける世界です。需要と供給が程よくバランスを取れているから起きている現象でもありこれも一つの裕福であるというベクトルになっております。そんな私たちが日々をお金や人間関係、健康について悩んでいるというのは如何に贅沢な行為かです。今回の話に上げた様な人たちの悩みは明日生きることです。年齢は老若男女問わず、上から下まで全てです。東南アジアに位置するインドは現在急成長していますが、世界の飢餓人口の9割がインドにはいると言われる様に国内全体で考えた時の幸福度は決して高い物とは言えないでしょう。
出版業界というのは刷るほど赤字と言われております。大手出版社に聞くと「ジャンプ以外は赤、ウチも赤だよ」という返しが普通にきます。そうは言っても少しずつ回復の兆しは見え始めてもいます。電子化の波に乗れた会社は上手く波をコントロールし市場の動向を掴んでいます。その証拠にこちらの画像を見て頂くとKindleが普及し出した2000年後半の頃から比べ数字は2019年予想で増加を示しています。理由としては紙の出版数が減り、その分電子出版が増えたためと予想されています。
不況と言われる出版業界ですら兆という額を普通に稼いでいます。世界で3万円という給料が普通の世界からしたら天と地の差です。彼らはもっと稼ぎたいと悩んでいます。私は悩む時間があるというのは暇な証だと思っています。兆も稼いでいたら悩みが無くなるかというとそうではなく、新しい何か欲しい、時間が欲しいなどの新たな悩みを見付けだします。こうして悩めるのも暇が存在するためだと思います。東南アジアのある国では朝から晩まで働くとお伝えした通りですが、その状況において暇があったら出稼ぎに行くでしょう。
最後に
余談になりますが、私たちの給料や報酬は生活が出来て贅沢を少し出来るくらいに設定されている様に思えて仕方ありません。よくよく考えてみてください。仕事が終わった時間に待ってましたと言わんばかりに居酒屋がオープンし、土日祝日は外出するもの、お休みするものと決まっています。アニメを放送してくれているのであまり大きな声で言いたくありませんが、テレビにしても平日の夕方のニュースではグルメ特集などを行い土日祝日に足を運ばせる様な仕組みを作っています。これは設定されていると言わずして何と言いましょうか。
話は逸れましたが、こうして暇があるのも、アニメゲーム漫画業界が盛んなのも、日本が裕福である確かな証拠です。これからもアニメゲーム漫画業界の支援のために尽力していきますので、聞きたいことなどございましたらお気軽にご相談ください。