2016.04.06

アニメゲーム漫画クリエイター向け 金持ちと小銭持ち 金稼ぎ≠悪者

 

imageドナルド・トランプ氏

ラクジョブ事務局の桜井です。私たちの生活にとって欠かせないお金について書いていきます。よくよく考えてみると私たちは紙や鉄の塊に機能を持たせ、お金と呼んでいます。話は変わりますが、アメリカと日本ではお金持ちに対する考え方が違います。今朝の朝刊に載っていた大統領選をテーマにお伝えしますと現在、次期大統領の枠争いを掛けて共和党、民主党それぞれから代表を1人選ぶための争いが繰り広げられています。

本日のロイター通信で、共和党候補の指名争いをめぐる世論調査でトランプ氏とクルーズ氏の支持率がほぼ互角と報じられました。ここに上り詰めるまでに両者とも数々の予備選挙を勝ち抜いてきていますが、トランプ氏の経歴を辿ると日本で開催していたら上位決戦まで生き残れなかっただろうなと思います。日本人は金持ちを嫌う所がどこかあります。そして稼いでいる側も「何か悪いことしているんじゃないのか俺たちは」という考えを持ち、両者不幸な状態です。そこから抜け出している人が皮肉にもお金を多く回しています。これからアニメゲーム漫画業界はますます発展し、合わせて大きなお金が回ることは確実です。そして、お金がたくさん流通した方が良い作品も生まれやすいとも思います。そんなことを感じ今回、お金を稼ぐことについて書いていきます。

imageアメリカンドリーム

各メディアによりますとトランプ氏はアメリカで大人気の様です。今朝のロイター通信で支持率が同率と出ていましたが、このまま共和党の指名争いをトランプ氏の一抜けで決まるという見方は強い様です。最終的に民主党と共和党の候補争いがありますのでトランプ氏が必ずしも大統領になるとは限りませんが、有力候補というのが現時点の世論です。この人の経歴は日本のテレビでも注目されているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、トランプ氏はお金持ちです。資産総額で言いますと45億ドル(日本円換算約5000億円)。アニメゲーム漫画作品はいくつ買えるのでしょう。これだけあれば生活に困ることも無さそうですね。

アメリカは自由主義で自己責任の国です。稼ぎたいなら稼げば良い、その代わり何が起きても自己責任だよ、という文化です。アメリカンドリームなんていう言葉は金を稼いでやりたいことやれるのこそがドリームだよ、ということを現した典型です。失敗しても自己責任というのを強制する風潮は怖いとは思います。ちなみに、トランプ氏は過去に事業で大きく失敗していますが、舞い戻ってきた人にも当たります。チャレンジして失敗しても、再チャレンジはし易い様です。

shutterstock_341393339ジャパニーズドリーム

この話はアメリカが凄くて日本は凄くない、そんな話をしたい訳ではありません。あくまで金を稼ぐことに対する価値観の違いについて話したくて書いています。では、日本の場合はどうでしょうか。恐らく忌み嫌われます。例を挙げれば、同じ教室にウチの親は100億円の資産を持っているよ、という同級生がいたらどうでしょう、居心地悪くなり、その人のこと蹴り倒したくなりますよね。蹴り倒すはやり過ぎだとしても、友達として付き合いたい人は少数派だと思います。少なくともジャパニーズドリームはそういうのを許す風潮になっていません。

円満な家族を持ち、一軒家を買い、週末は車でキャンプや旅行、平日は仕事をし部下からも慕われる、職場は終身雇用、こんな所でしょう。これでもお金を稼ぐ必要性はありますが、必要な額は際限ないアメリカンドリームと違い、ある程度決められています。さらに、テレビやメディアでは長者番付やスキャンダルなどで徹底的に叩かれます。これで金を稼ぐことを悪と思わない方がおかしいです。日本自体がお金を稼げない仕組みを自分たちで作り出しています。プラスで厄介なことがあります。それはお金をたくさん集めている人間を悪とする所です。日本ってなんなんでしょう…

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会社に所属しているクリエイターさんは自社の社長さんを見て欲しいのですが、売上がしっかり立っている、毎日汗水垂らしてしっかり稼いでいる、そんな社長さんを見て悪人に見えますか?見えない筈です。それにも関わらず金を稼ぐを悪とみなしているのは良い話ではありません。何が良くないかといえば、良い作品が生まれにくい環境になってしまっているからです。自分の作品をヒットさせてお金を得る、仮にあなたがヒット作の生みの親になったとした場合、版権元はあなたな訳ですから派生商品など横への広がりでいくらでもビジネスチャンスが広がります。

広がるということはお金がたくさん入ってきます。クリエイターさんになりたい!と思ったキッカケは人それぞれでしょうが、自分の作りたい物を作りたくて入ってきたと思います。ただ、金稼ぎを悪と考えていたらブレーキを掛けてしまいます。アニメゲーム漫画業界の発展には良い作品が生まれてユーザーさんがお金を落としていくことが必須なのにそれすらままならなくなり、やがて会社から言われた指示通り納品して、依頼を受けて、納品しての単純作業の繰り返しです。本当にみなさんはそんな人生で良いのでしょうか。

ここは私なりの持論です。
各クリエイターさんが競争し合っていて生まれて来た作品の方が喜ばれると思います。切削琢磨の世界から生まれてくるからこそ刺激のある作品も生まれてくる物です。日本経済にも価値がより多く生まれることはプラスです。

そうなった世界で皆さんがどこに住み、どんな作品を作っている、どんな人とお付き合いしているかは不明ですが、ここを想像してみてはいかがでしょうか。現場の作業から離れて想像の世界へと思考を飛ばしてみてください。今回はお金稼ぎをテーマにお届けしました。クリエイターさんはもっと稼いで良いと思います、それに準じて良作が生まれて来て良いと思います。そんなことを思い書きました、皆さんの人生が実りある物になることを祈っております。

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PROFILE

桜井 悠太

桜井悠太

アニメゲーム漫画業界発展 桜井悠太 岐阜県出身。町田市育ち。2014年からビ・ハイア株式会社に所属。アニメゲーム漫画業界の企業様同士をビ・ハイアが10年間に渡り培ってきた4000社のネットワークを活かしマッチング、相談・営業コンサル、アニメゲーム漫画業界の求人専門サイト「ラクジョブ」の運営と各社様の求人のお手伝い。クライアント企業は年商約200億円以上の大企業から数億円の中小企業まで幅広く。趣味は、アニソンとクラシックがメインの音楽鑑賞、1ヶ月100冊ほどの読書。今日も業界発展。