2016.03.25
四国電力 伊方原発1号機を廃炉が決定 アニメゲーム漫画業界とエネルギー問題
こんにちは、ラクジョブ事務局の桜井です。記事をお読みいただきありがとうございます。1977年に起きた出来事といえばなんでしょうか。アメリカでジミー・カーター大統領が誕生、テレビで「ドリフの大爆笑」放送開始、全日空機ハイジャック、小学館からコロコロコミックが創刊、センター試験が発足、日本初の気象衛星「ひまわり1号」」打ち上げ、巨人の王貞治選手がホームラン世界記録756号を樹立、白黒テレビが廃止、チャップリン死去、など様々なことが起きていた様です。
今回テーマとしている伊方原発(愛媛県)が運転を開始した時期にも当たります。今年が2016年ですから40年の時を経て引退を迎えようとしています。原発を作るためには莫大なコストが掛かりますが、得られるエネルギーが大きいということで日本では主要電力として扱われてきました。お金の問題だけで図った場合、莫大なコストを積み上げて作っていますので直ぐに廃炉は出来ません。このことは2011年に起きた東日本大震災から今日に至るまでを辿ればなんとなく分かる筈です。人命優先で考えるべき問題だと思いますが、国は中々その決断が出来ない様です。ですので、今回の廃炉が決まったことは喜ばしいことだと思います。国を動かすのは私たちにも関わらずそこがおざなりになってしまっている、そんな問題を鑑みて今回はアニメゲーム漫画業界とエネルギー問題をお届けします。
生活に欠かせない電気
生活が脅かされるというのは誇張しているかもしれませんが、生活という面だけではなく私たちの身の回りにある物のほとんどが電気を動力として動く物だらけです。今私の前には、液晶テレビ、スピーカー、iPhone、空気清浄機、エアコン、蛍光灯、この文章を叩いているiPadがあります。もし、電気製品を取っ払ったとしたら残るのは絨毯と本棚、椅子です。このことを見てみるだけでも如何に電気を我々が重要としているかが分かります。
本来、生活という意味ではテレビやiPhoneは必要ないかもしれませんので取っ払うという選択肢もありますが、環境を戻しただけですからただの退化です。どうせ進むなら退化ではなく進化の方が遥かに良いと思います。そのためには、電気と私たちが今後どう付き合っていくかを考えることがとても大切ではないでしょうか。次の所で話しますが、日本が取り入れている発電方法は原子力以外に火力や水力、風力、地熱、ソーラーなどです。電気とオサラバした生活ではなく、私たち生活にあった発電方法を考えることは一つ解決策だと思います。
仮に原発が全て止まった場合
今回は原子力をテーマにお届けしていますので、仮に原子力発電を0にした場合を想定してみます。こちらは資源エネルギー庁が発表している「エネルギー白書2013」の中にある発受電電力量の推移を表したグラフです。2011年が最終年です。原子力発電の割合は2010年時点では3割近くありましたが、2011年時点で1割まで落ち込んでいます。総合的な電力量を減らす訳にはいきませんので、主要なエネルギーをLNGへと移しなんとかしている様です。LNGというのは液化天然ガスのことです。
メタンを主成分とした天然ガスを冷却し液化した無色透明の液体です。なんとなく想像付いているかもしれませんが、この資源は天然物ですので海水が汚染したり、放射性が強い訳ではありませんのでリスク少なく扱える、ということで新たなエネルギーとして注目を浴びております。つまり、原発が無くてもなんとかなります。数字にも表れています。この画像は2011年時点の受発電状況でしたが、2013年度版を見てみると原子力の割合は1%です。合計の必要電力は変わらず維持したまま、石炭やLNGを使うことで原料費は増えていますが、安全でリスクが少ない方法でなんとかなっています。プルトニウムやウランを使用して発電をしたことのリスクを考えるとこちらの方がよほど良いと私は思います。
参考資料:「エネルギー白書2013」「エネルギー白書2015」
アニメゲーム漫画と電気の将来
冒頭で生活において欠かせない物について電気を動力とする物ばかりでしたが、アニメゲーム漫画業界の作品も電気が無くては見ることも、作ることも出来ません。漫画も印刷することを考えると電気は必要になってきます。今回は愛媛県にある伊方原発が廃炉が決定したということで記事へ取り上げましたが、本来なら一人一人が常に考えるべき問題だと思います。主要都市には発電所が置いていないため、主要都市に住んでいる人には見え辛い話しかもしれませんが、アニメゲーム漫画業界で生み出されていく作品は全て電気を必要とします。
そして、電力を生み出すために犠牲になっている人が後ろに存在します。こうしたことを一度考える機会にして頂けたらと思い、今回の記事を書きました。日本のアニメゲーム漫画作品がより良くなり、他人を犠牲にして人生を生きる、そんな姿から変わっていく日を願って今日もラクジョブを運営します。最後までお読みいただきありがとうございました。
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