2016.03.30
週間少年ジャンプ1円 日本の漫画は70億人を幸せにする【アニメゲーム漫画業界専門求人サイト ラクジョブ】
前回の構想の続き
記事をお読みいただきありがとうございます。今回は、週間少年漫画雑誌について書いた前回の続きです。週間少年漫画雑誌は少年だけではなく、青年、大人の心を鷲掴みして離さない作品です。例としてジャンプを元に考えますが、チャンピオン、マガジン、サンデー、どの作品も同じくらい日本のかけがえのない文化だと思っています。
アニメゲーム漫画業界の社長さん方が今社長でおられるのも、こういった心躍らす漫画雑誌による影響は多いのではと思います。親に怒られても隠れて読む、どうにかして毎週買う、立ち読みで頑張って読む、人それぞれあるでしょうがこれらの週間少年漫画雑誌は人の行動を大きく変える影響力を持っています。そんな我々に多大なる影響を及ぼす漫画雑誌にスポットを当て、このまま行くと本当に消滅してしまう、かもしれない状態を何とか出来ないものかと考えた案をご紹介します。
前回の記事はコチラから
こちらは世界にある情報は295エクサバイト、その内の94%はGoogleに移行済みという記事です。世界中どこにいても同じ情報にアクセス可能、自分の欲しい情報をいつでも、どこにいても探せる、見付けだせる装置がGoogleです。このことはGoogleのポリシーにも書いてあります。ですからGoogleで出せる情報はますます増加していくでしょう。このGoogleへのアクセスを可能にしているツールはインターネットです、Googleという素晴らしい辞典があってもその本棚にアクセスするための手段が存在しなければ入手は出来ません。
インターネッットは優れ物です。世界の距離を極限まで0にし、販売の概念を覆しています。本でいえば、古典や洋書を今まで輸入や現地へ行って購入など物理的なコストを掛ける必要はありましたが、現在はAmazonなどのショッピングサイトで数分の時間を費やすだけで手に入ります。紙版は無理ですが電子版ならほんの数分です。このことは世界におけるマーケットの取り方を変えることを示唆していると思います。日本語版だけではなく、英語版、主要言語を数種類の言語を揃えておけば各国からダウンロードされていきます。Amazonに載せると手数料が掛かるというのであれば、専用のHPを作成しそこから購入出来るようにしておく、この作業だけで日本という約1億人のマーケットから70億人を対象としたマーケットを展開出来ます。
日本の漫画は世界を繋ぐ架け橋
西洋向けの漫画ではありませんので、当然軋轢が生まれます。宗教的にNGな国もありますのでそこは充分配慮する必要はありますが、世界に打って出る足掛かりは既に目の前にあります。私たちはアメリカからやって来たハリウッド作品を凄いと感じ、アメリカコミックを面白いと感じます。アメリカは私たちに敗戦を突き付けた当事国にも関わらずそのことを忘れ「良い作品をたくさん作って凄いなアメリカ」と言わせています。不思議なことですが、現実に軋轢を生じさせていません。アメリカ作品を見て育った私たちはアメリカに対するネガティブな感情を持たず、従順な仲間としてパートナーシップを築いています。
つまり、世界中の人達が偏見を持たず、お互いの価値観を認め合う平和な世界を築いていける役割を担えるのは日本の漫画作品、ということです。各国で未だに差別や偏見はあり、入国すらさせて貰えない国、異宗教というだけで殺されてしまう国もあります。それは一重に自分たちの主張を絶対的なものと捉えているからです。もし、漫画を通じて異国や異なる考え方を知り、さらに面白いと思って貰えたらどうなるでしょうか。少なくとも私の知らない外側にはこんな面白い物があるんだ、と1人の考えを揺らがせることが出来るのはではないでしょうか。それが広がっていく世界です。大きなことを言っていますが、間違いなくその役割を日本の漫画は担えると思います。ですから、軋轢が生じても歩を世界に進めるべきです。コミックが世界で刊行されているのは知っていますが、ビジネス的にも、世界平和のためにも毎週発刊する少年漫画雑誌も行くべきです。
70億人に届ける漫画
結果的に70億人へ向けて発信する週間漫画となります。めでたし、めでたしではありません。この話には続きがあります。私の上記で挙げた構想では、(仮にジャンプとします)毎週1円で世界中に電子版のみが発刊されます。じゃあ紙はどうなったの、印刷業者は仕事なくなるの、編集者の仕事はなど疑問が出てきたと思います。ここの対策を考えました。それがプレミアムジャンプ(仮)です。現在は紙のジャンプは私たちにとって当たり前の存在です。255円で売っていて普通、ここから1円になるだけで衝撃ですが、紙と電子版の価値が逆転します。買いたくても紙で手に入れられないジャンプという存在へと変わります。ここがビジネスチャンスです。70億人を対象とした週間少年ジャンプは70億人向けで良いでしょう、ここから派生させてマニア層を狙ったビジネスへとシフトさせていきます。
ここからは出版社さんの腕の見せ所ですが、稀少性が高いほど市場での価値は上がります。私は音質に拘って聴くことにお金も時間も惜しみなく投下します。音質が良いと言われたらレコードプレーヤー、真空管アンプをどうにかして買おうとします、デカイし邪魔じゃんと周囲が思っても当の本人には関係ありません。mp3を聞いている人には絶対分からない世界だと思います。つまり、ジャンプも同じです。読めれば良いやではなく、ジャンプの情報価値を買いたいと思う人向けに展開していきます。ページが紙ではなく革で出来ていて無駄な豪華感がある、個人的には紙を推したいので直筆サインとオーダメイドジャンプを作って貰える、出版社さんにはアイディアマンが一杯いらっしゃると思いますので、自社に合った物を考えてみて欲しい所です。上手く活用したら紙ジャンプは凄い価値が付くと思います。
漫画業界の発展と世界平和は間違いなくリンクすると感じ、思い付いたアイディアを書きました。出版社に勤めている者ではありませんので机上の空論部分はあると思いますが、漫画作品とより良い世界作りのために文章から何か感じ取って頂いたのでしたら幸いです。
個別で何かお聞きしたい場合はコチラまで