今回はゲームクリエイターを専門とするラクジョブが、ゲーム開発で上位に上がるゲームプランナーについて紹介します。

・ゲームプランナーとは？
ゲームプランナーという言葉を崩すと、プラン（plan）は計画、企画ですので、プランナー（planner）で計画者、設計者を指します。即ちゲームの土台を作り、そこから説明書通りに組み立て、最後の完成まで見守る人です。ゲーム開発の歴史には必ずプランナーという存在がありました、それはゲームの主戦場がスマホへと変化した現代も全く変わりはありません。スーパーマリオ、ポケモン、テトリス、ファイナルファンタジー、ドラゴンクエスト、ドンキーコング、この全てにプランナーは存在していました。正確には、ゲームを今の様に2、30名で大規模な開発する前は2〜3名の人員で出来たので、プログラマー兼プランナーや、デザイナー兼プランナーと職種を兼務していた時期もあります。しかし、必ずプランナーはどのゲーム開発にも存在していました。一から自分が作ったゲームを設計から開発、リリースまで全て自分が出来るってワクワクしませんか？

・そもそもプランナーが何故必要なのか？
必ず物作りには設計者が存在して、組み立てる人、がいます、組み立てる人だけがいる物作りの現場は想像できませんよね？もし、あなたが買ってきたプラモデルに説明書が入っていなかったら販売元にクレームを入れませんか？プランナーも一緒です。プランナーが不在でゲーム開発を始めても、何を作るか？が全く不明ですから、現場の人間は大混乱です。そもそも説明書が無くては作り出すことすら出来ません。プランナーはゲーム開発における設計者に当たりますから、現場に必要不可欠な存在なのです。

・ゲーム業界のプランナー欲しい度合いは高い？
先日の2015年東京ゲームショウの出展者数が過去最大だったのはご存知と思いますが、あれはスマホゲーム開発が2013年以降からiPhoneの誕生で増加し、誰でも気軽に、手軽に、ゲームを制作出来るようになったことが原因です。開発の現場が増加すると当然プランナーが必要になりますから、業界全体でプランナーを喉から手が出るほど欲している状況です。
ただ、ここで言う欲しいプランナーはどんな人？ですが、勿論、欲しいのは、未経験ではなく、経験者かつ名のあるゲームを経験した人です。何故なら、売れたゲームを担当していたプランナーは次のゲームも売れるゲームを作ってくれる可能性が高いからです。

・業務の内容は？
業務の内容は、大きく分けて企画書作成、仕様書作成、仕様書を見てゲーム開発チームへ説明、進行管理、KPI（key performance indicator)分析、です。

・企画書作成とは？
企画書はプランナーが最初に行う業務です。開発は必ずお金が掛かりますので、予算権を握っている人、もしくは上長へ向けて作成し、企画書を見せてプレゼンテーションします。あなたが作った企画書次第で世の中に新たなゲームが生まれるかどうかが決まる重要なポイントです。中身は、ゲームタイトル、ジャンル、プレイ人数、プラットフォーム、コンセプト、ターゲット層、セールスポイント、ゲームシステム、キャラクター、これらを企画書にまとめることを企画書作成と言います。

仕様書とは？
仕様書は企画書と中身は一緒ですが、開発現場の人達向けに作成するので、より説明書に近くなります。イメージとしては、仕様書があればゲーム作りにも何も支障ないぐらいの細かさです。プロジェクトは先述のようにプランナーの頭にある物を基準として作り上げていきます。現場の人間の役割は組み立てですので、各パーツの使い方を教わらなくては組み上げられません。しかし、プランナーも組み立てにずっと付き添えない場面も訪れます。そこで、登場したのが仕様書です。仕様書があることで、プランナーが不在でも滞りなく進みます。仕様書とは言い換えるとプランナーの頭の中身。ですから、プランナー同様、存在として必須です。

・プロジェクト進捗管理とは？
仕様書に基づき説明を終え、プロジェクトがスタートします。プロジェクトには平均して２〜３０名が関わります。人数が増えれば、増えるほど、スピードが揃わなくなってきます。早い分には問題なしですが、遅いと厄介です。何故なら、企画書通りに行われない可能性があります。この場合、最終納品をずらして提出です。つまり、楽しみにしているお客さんの手元に届くのが遅れます。仕事の現場への遅刻はその場で済みますが、仕事の納期は目には見えないけど待ち望んでいるファンの信用を裏切ることになります。それは究極、開発レベルの話で終わらず会社全体の利益に関わってくる話です。そのために、プランナーが現場をコントロールしプロジェクトを納期で終わらせるように管理する、それが進捗管理です。

・ゲームプランナーの責任の重み
こうして色々聞いてきて、重大なポジションであると理解頂けたと思います。ですが、重大だということはその分達成した時の満足度、達成感、ゲームをリリース決めた時は半端じゃないとも言えます。さらに、人気タイトルへ進化しようものなら(^ ^)v
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