2016.07.28
パチンコ・パチスロ 回収対象決定 対象となった遊技機の累計は59万台に上る 新規で飛び込むなら〇〇業界!
2016年6月23日に遊技機業界関係者に対して日工組より文書が配られました。パチンコ・パチスロ業界誌「遊戯日本」第3次回収リスト、対象は93型式58万9510台より
引用開始
日工組は6月23日、業界関係者に文書「遊戯くぎの変更により性能が異なる可能性のある型式遊戯機の回収について」を発出。文書内では「この度すべての遊戯機の調査が終了した」とし、回収対象機種の新たな型式を公表した。新たな型式は2014年検定機が48型式(18メーカー)・21万8,935台、2015年検定機が45型式(20メーカー)37万1,115台、合計93型式58万9,510台となる。
(中略)
6月9日開催の日遊協会で警視庁保安課の大門雅弘課長補佐は「年内に撤去対象遊戯機が市場からなくなるよう、業界として最善の努力をすべき」と要請しており、業界側も今後、年内撤去を前提に対応していく。
引用終了
こちらを確認すると対象は2014年、2015年合わせて58万9,510となっております。2015年(平成27年)で見てみますと全国に散らばるパチンコ・パチスロ設置合計台数は4,575,301台、およそ1割の機種が対象という形です。単純計算でメーカーのインパクトは売上1割減ということになりますが、ご存知の様にパチンコ・パチスロ仕事は元請けから直接製作会社が管理にするには規模が大きすぎるため、下請けから下請けへという形で仕事を分け合っています。そこでは管理費という形で上の会社さんは少しずつ抜いていきます。決してこうした体系を否定しているのではなく、あくまで状況分析です。ですから、実質大元のメーカーが1割減ということは請けるタイミングが下がってくるほど手元に入る売上は大きく変わってくるのは流れです。
少し前で言えば、人月80、90は普通だったとよくお聞きします。もしくは人月がそこまで高くなくても制作物が多く、期間も長かったため求められたオーダーをこなせば会社としても安定だったとも聞きます。いずれせよ、今よりも状況は良かった訳です。ビ・ハイアでも次回のプロジェクトへ向けて仕事の出し手(企業さん)を探して欲しい相談はよく頂きます。ただし内容を伺ってみると一時ほどの感じからは下がっているという印象です。
実際、矢野経済研究所が2016年3月16日に発表した「全国パチンコ経営企業数及び店舗数に関する調査結果2015」というデータを見てみますと、パチンコ経営企業数の推移、店舗数の推移はグラフの通り下がっています。店舗数で言いますと847店舗、企業数で言いますと445社です。企業は基本的には資金が底を突いたらお金が出なくなったら倒産(立て直し)を図るしかありません。そうした点を踏めると推測から導き出される結論は資金面でのやり繰りが付かなくて会社を潰したと考えるのが妥当だと思います。だからこそ、今の状況は見逃せませんし、何らかの策は取っていく必要があります。規制による業界へのインパクトは冒頭で説明した通りです。
何が問題なのか
では、どうしたら良いのかという問題です。第一にメーカーはしばらく大丈夫だと思います。あくまで会社としてですが、繋がりは無数にあるでしょうし資金という面で現在も出し続ける高い価値によりリターンを得ています。ここが危機に陥った時は業界の滅亡を意味しています。皆さんもここは納得頂けると思います。では、煽りをもっともくらいやすく問題にもつながる所は、制作会社さんです。それも下から順に怪しい雲行きになっていきます。人月が下がるによる倒産リスク、企業としてやっていけるかなどの不安問題、個人事業主や企業経営者のストレスは労働者の数倍にも及ぶとも言われており、そんな事態が目の前にあるというだけでも解決するべきはここでしょう。
そこで提案です!
そこで提案したいのが「業界シフトを視野に協力先を増やすこと」です。開発会社は組み込みのノウハウを使い、映像製作をやられていた会社さんは3D映像を作る技術を利用することで応用を利かせられます。そうした技術の応用を簡単に利かせられ、エンタメという近い分野でシフトすることを考えた時にソーシャルやコンシューマーゲームで熱を発しているゲーム業界というのは最適だと思います。
私たちが提供するサービスを利用して業界へシフトに成功した会社や弊社交流会を開催した際に請ける案件が確定し継続受注に至った会社さんはいらっしゃいますし、ゲーム業界はハードをアップデートし進み続けています。もちろん、元々の技術が備わっていることは必至です。ラインに空きや余裕があるならチャンスと捉えゲーム業界参入検討してみて欲しく思います。最後にお知らせになりますが、6月30日に弊社主催で繋がりを増やすことに特化した交流会を開催しますので都合が付くようでしたら是非足を運びに来てくださいませ。未来を見据えた繋がりを求める会社さんが50社ほどいらっしゃいます。
☆ ===3DCG経営者交流会===☆
日時:6月30日(木)19:00~21:00
場所:ビ・ハイアオフィス4階
東京都港区南青山3-2-2 南青山MRビル4階
参加費:無料
対象
・遊技機での3DCG制作で実績があり、
遊技機以外の業界と繋がりたい映像制作会社の経営者様
・3DCG制作会社と繋がりを持ちたいアニメゲーム遊技機業界の会社の経営者様
応募条件
1社2名まで!
※必ず1名は取締役以上の方がお越しくださいませ※
先着50社まで受け付けております。
なお、ビ・ハイアが主催する交流会に初めて参加される経営者様とは、交流会開催前に説明とご案内のため、ご面談の機会を設けさせていただいております。あらかじめご了承くださいませ。
担当:山崎翔太朗
shotaro@raku-job.jp
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◇参加方法
メールにて必要事項をお書きの上データを送信していただくか、
下記電話番号まで山崎宛にご連絡頂ければ幸いです。
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必ずしも遊戯機業界が大変になるという訳ではありませんが、現在の状況から見て動ける範囲で手を打っていくアクションは大切だと思います。もしもに備えて、という昔からの言葉もある様に「備えあれば憂いなし」の機会提案として出来れば思い今回書きました。業界の不安を取り除き素晴らしい作品を生み出すお手伝いをしていきます。